子供の頃に言われた言葉を忘れる

親や教師から、子供のころに投げかけられた言葉を今でも覚えている人は多いのではないでしょうか?

「元気がいいね」「優しいね」「手先が器用だね」の誉め言葉なら素敵なことです。

「出来の悪い子ね」「どうしてみんなより遅いの」など人間性を否定する言葉であれば、とても危険なことです。子供のころに否定的な言葉を多く耳にすると、否定的な言葉通りの人間に育ってしまいます。

言葉はセルフイメージを形作ります。良い言葉は前向きな生き方を、悪い言葉は劣等感に苦しむ人格を作ってしまうのです。

「出来の悪い子ね」と言われた経験のある人は「自分は何をやっても上手にできない」と大人になってからも思い込む傾向が強いのです。

過去の評価は過去のもの

私は小学生のときに通信簿に「責任感が強く、他人を許すことが出来ません」と書かれました。

当時は意味がよくわからず不思議に思いました。しかし大人になって意味を理解すると、その言葉が頭から離れず、人とトラブルを起こす度に自分が悪いような気がしてなりません。

これこそ子供のころに投げかけられた言葉がセルフイメージを良くない方向へ構築した例です。

もう一度「出来が悪い子」について考えてみましょう。今あなたは20才で、「出来が悪い」と評価されたのが10才の出来事だとします。

学校を進級すれば自然に勉強の習慣が身に付きます。小学生には難しい問題も、高校生になると解けるようになります。「出来が悪い」と10才の時に言われたことを、20才の自分は克服したことになります。

過去の評価は過去のものであり、「今」のあなたを正しく評価するものではありません。

否定的な言葉が頭から離れないのなら、客観的な視点で昔と今を再評価してみましょう。昔の言葉が当てはまらないのなら忘れるべきです。