セルフイメージが性格に及ぼす影響

サイコサイバネティクスでは、セルフイメージがその人の性格や行動に大きな影響を及ぼすと定義しています。

セルフイメージは両親や学校の先生、友達などから聞かされた意見や態度などで構築されていきます。特に子供の頃に聞いた言葉は、セルフイメージに深く根ざします。

また大人になってからも、自分の経験した成功や失敗、他人の態度などでセルフイメージは形成され続けます。

セルフイメージに一度定着したイメージは強力です。無意識のうちにセルフイメージ通りの行動を選択するようになるのです。

例えば学校の先生に「君は作文が上手だね」と言われると、小説家を目指したり、新聞記者として活躍する夢を抱くこともあります。逆に「君の作文は読みづらい」と言われると、自信をなくして文章を書くのが嫌いになり、大人になっても論文や企画書への苦手意識が取れなくなることもあります。

自分の行動、他人の振る舞い、その時抱いた感情などがセルフイメージに刷り込まれてしまい、その人が発揮できる能力とは関係なく昔言われた言葉どおりの自分を演じてしまうのです。

周りの人があなたに向かって言った意見や感想を無抵抗に受け入れてしまっている、一種の催眠状態と言えるでしょう。

「文章の下手さは能力の問題だ。セルフイメージや思い込みは関係ない」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

幼い頃からの強い思い込みは、大人になってからの決断と行動を左右して、思い込み通りの自分を形成するのです。ほとんどの人はその順番を履き違えています。

文章は、何回も練習をすれば必ず上達します。しかし強い思い込みは「どうせ何をしても上手にならないんだ」と気持ちにブレーキをかけることがあります。

私たちは意識しないと思い込みの罠を確認することが出来ません。「昔、親や先生に言われたことは本当に正しかったのだろうか?」そう問いかけてみませんか。